1.男 しぐれ酒

作词:新条カオル
作曲:すがあきら

俺のかわりに 风が哭(な)く
驿里暖帘の しぐれ酒
秋の匈いが 望乡の
远い思い出 连れて来る
故里(くに)に忘れた 梦ひとつ

あてもないまま 醉いどれて
右から左へ 迷い酒
俺を气遣う 泣き颜が
どこか似ていた 妹に
泪こらえて ちどり足

胸に涡卷く 寂しさを
隐して呑み干す 男酒
北はもうすぐ 雪だろか
诧びて过去(むかし)を また悔やむ
明日を手探る 夜明け前


2.夕やけ慕情

作词:池田充男
作曲:すがあきら

西へかたむく 夕阳の下に
俺のうまれた ふるさとが在る
纪伊国(きいのくに) 海と山
みどり野に 母の影
思い出すたび 恋しくなって
空を指さす 夕やけ慕情

幼なじみと 世带を持って
苦劳かけたよ 东京ぐらし
より添って 生きるのが
しあわせと 笑うやつ
胸で奏でる ギターの弦(いと)が
泣いてひと节 夕やけ慕情

男一代 まだまだやれる
顽固おやじに 似てきた俺さ
うめぼしの すっぱさが
人生の 味なのさ
那智の祭りにゃ 妻子(つまこ)を连れて
いちど归ろか 夕やけ慕情